工業高校のイケメン達に愛されて【下】
「…先生、俺もやる。」
と、またまた立候補の声が上がった。
その声の主は、あたしの後ろの席…。
「あ、相葉くんまで!?」
思わず、声に出てしまった。
相葉くんまでも立ち上がって立候補しているけれど、なんだか表情が曇ってるよ…。
さっきまでの状況から一変。
立候補者が一気に5人も増えました…。
この状況に、他のクラスメイトもざわつく。
あたしのあとに立候補をした5人はみんなその場に立って福井先生の方を真っ直ぐ見つめていた。
…いや、横沢くんより後ろの席の4人は…横沢くんをじっと見ている…?
な、なんでなんで?
こ、この状況…一体どうなっちゃうのお…?
あたしを入れて6人で、ジャンケンかくじ引きで決めるのかな。