工業高校のイケメン達に愛されて【下】
「あ、せんせー。ちなみに緋奈ちゃんは実行委員決定でお願いしまーすっ!」
「え!?」
陸くんの言葉に、あたしもまた思わず驚きの声を発した。
な、なんであたしだけもう決まりなの?
みんなも実行委員やりたいんじゃ…?
「中村と、もう1人は俺たちの中から選出ってことで。」
た、滝本くんまで…。
「先生は別に構わんが…。一気に立候補増えたけどお前らどうやって決めるんだ?」
「パパッと決めたいしそれは公平に…ジャンケンでどう?」
提案したのは坂口くん。
やっぱりジャンケンなんだ…。
坂口くんの意見に立候補のみんなは賛同したようで、教室の後ろ側に集まって丸く円を作っていた。