この瞳だけを見て




「ドライヤー疲れたでしょ⁉︎」


「うん、楽しいけど疲れた」



なんか今日の智哉は甘えん坊なのか?


いつもと何かが違う、いや…これが智哉の"素"なのかも?



「もう寝よっか」



一緒のベッドに入った時に、「寝たくない…」とボソッと祐奈が呟いた。



「えっなんて?」



電気を消した瞬間にそんなことを言うもんだから、目まんまるな智哉。



「…まだ寝たくない」


「えーなんで眠くないの?」



なんて言いながらニコニコしながら抱き締めてくる。


うんって頷けば「んーじゃあ起きてよっか、笑」と頭まで毛布を被って中でイチャイチャし始める。



しれっと祐奈は智哉の口元に優しいキスをすると、一瞬びっくりした顔をして



「もーなんでそんな可愛いことするの?」



顔を赤くして余裕のない顔で迫ってくる。



「祐奈が悪いんだからね」



智哉は左手でテレビを消して大人のキスしちゃう…





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