パクチーの王様 ~逸人さんがあやしい物を見ています~
「さあ、圭太に送って行かせるから、早く乗って」
と言われ、芽以は圭太の車に押し込まれた。
はあ……となんだかわからないまま、芽以は富美に見送られつつ、お土産とともに、店へと運ばれる。
どうしたんだろうな、急に、と思って乗っていたが、圭太も様子が変だった。
何故か沈黙したまま、運転している。
長い付き合いだが、この男が黙っているのを芽以はあまり見たことがない。
エレベーターの中で沈黙しているのに耐えきれず、しゃべり出すタイプの人間だからだ。
なんなんだろうなあ、と思いながら、王様のように後部座席に『お土産ごとき』とともに乗っていた。
富美が渡してくれた薄紫の紙袋の中を覗くと、芽以が好きな老舗のずっしり重い水ようかんの包みが入っている。
ありがたい。
けど、なんなんだろうな?
と小首を傾げているうちに、すぐ店に着いた。
車に乗るほどの距離でもないからだ。
と言われ、芽以は圭太の車に押し込まれた。
はあ……となんだかわからないまま、芽以は富美に見送られつつ、お土産とともに、店へと運ばれる。
どうしたんだろうな、急に、と思って乗っていたが、圭太も様子が変だった。
何故か沈黙したまま、運転している。
長い付き合いだが、この男が黙っているのを芽以はあまり見たことがない。
エレベーターの中で沈黙しているのに耐えきれず、しゃべり出すタイプの人間だからだ。
なんなんだろうなあ、と思いながら、王様のように後部座席に『お土産ごとき』とともに乗っていた。
富美が渡してくれた薄紫の紙袋の中を覗くと、芽以が好きな老舗のずっしり重い水ようかんの包みが入っている。
ありがたい。
けど、なんなんだろうな?
と小首を傾げているうちに、すぐ店に着いた。
車に乗るほどの距離でもないからだ。