好きだから傷付ける
美空「でも、真由さんは
瀧澤さんの事が好きなんでしょ?
私に言ってくれたよ。
大切なのは自分の気持ちだって。」
真由さんは泣きそうな顔で笑った。
真由「美空とうちは違うんだ。
美空へのアドバイスは雅來の気持ちが
あったからこそだよ。うちから見れば
雅來も美空の事が好きだったから
あんな事、言ったんだ。
知ってる?瀧澤っておとぎ話に
出てくるお姫様みたいな奴が好きなんだよ。
自信がなくて、でも気高くて
違う世界で生きてる人が好きなんだ。
うちが美空の事を
ここに初めて連れて来た日
珍しく瀧澤が褒めてくれた。
よくあの子を連れて来たなって。
瀧澤は美空のような子が好きなんだ。」
美空「でも、私は瀧澤さんの事
何とも思ってないよ。」
真由「分かってるよ。
別に美空を責めてる訳じゃない。
うちが言いたいのは
瀧澤はうちの事なんて
女として見てないって事だ。」