好きだから傷付ける

真由「何で美空が泣いてんだよ。」

美空「...だって......辛いよ。
真由さんが幸せになれないのは辛い。」

真由「バカだな、美空は。」

今朝、鬼藤くんに言われた
言葉と同じ言葉を真由さんは言った。

真由「私が幸せじゃない訳ないだろ。
美空がいて、他にも沢山仲間がいて
口うるさい雅來がいて
友達だけど、そばに瀧澤がいる。
そんなのめちゃくちゃ幸せじゃんか。」

美空「でも、嫌だ。幸せでも嫌。
私は真由さんの気持ちが
瀧澤さんに伝わって欲しい。」

真由さんは私の事を抱き締めた。
友達同士のハグは経験した事
なかったから戸惑ったけど
そこには別の温もりがあった。

真由「うちが男だったら
雅來とライバルになってたかも。
ありがとう。美空。
うちの為に涙流してくれて。」
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