幼なじみは年下の小悪魔男子


「今のお前のココに……
モヤッとしたものがあるんだろ?」


自分の胸に手を当てて───少し考える


「お前の中でそのモヤッとしたものが、お前のサッカーに影響してるんだろ?
だったら、そのモヤッとしたものをはっきりさせて、サッカーに向き合えるようにするんだ」


「はっきりさせる……」


──────この気持ちを……


「次の試合までにはお前のそのモヤッとしたものにケジメを付けてこい!
それに、二度目はないからな!」


監督はそれだけ言うと……

「じゃ、お前も気をつけて帰れよー
はぁー、青春っていいよなぁー」


そう言って、ヒラヒラと手を振ってその場を離れていった。




< 342 / 419 >

この作品をシェア

pagetop