幼なじみは年下の小悪魔男子



俺は────
手に力を込めて拳を握り締め……


「監督……ありがとうございます!」

俺は、ヒラヒラと手を振る監督の背中に深く、頭を下げた。


─────────────

今度………
雪乃さんに会えた時に、この気持ちを伝えよう!


今は─────
振られるかもしれないけど……

もう………
振られる覚悟は出来たんだ


いつかは───
でも、そのいつかの奇跡を起こすのは俺のペースで


──────もう……背伸びはしない



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