溺愛総長様のお気に入り。


「こーんな素敵な人が愛莉の彼氏だなんて、おほほほ~」


「お母さんっ!?」


「ほら、愛莉早く食べちゃいなさい。待たせちゃ悪いでしょ!」


「いえいえ大丈夫ですよ。愛莉、ゆっくり食べて大丈夫だからね」



そこへ煌くんが会話に割り込んできてにこっと笑う。


紳士的対応に、ドキッとした。


自由人な煌くんも、一応人の親には常識的な態度が取れるんだ……。



「ま~、なんて優しいの?愛莉にはほんともったいないくらい素敵な人で……」



涙まで浮かべちゃって……
お母さん、完全に騙されてるよ。

< 143 / 401 >

この作品をシェア

pagetop