溺愛総長様のお気に入り。
でも……自己紹介なんていいから、はやく要件を済ませてほしいよ。
改めて、今自分のいる場所をぐるりと見渡した。
応接室は学長がこだわって作った部屋だと聞いたことがある。
……こんな形でこの部屋に入ることになるとは思わなかったな。
応接室まで暴走族にのっとられちゃうなんて、悲惨すぎる……。
「昨日は、チームのヤツが世話になったみたいで。悪かったな」
そんなあたしの耳に届いた低い声。
────ドクンッ。
煌さんがあたしの目をじっと見ていた。
その視線に耐えられなくて、サッとそらす。