時のなかの赤い糸


今日の道場には、祝福の色でいっぱいだった。



近藤の婚礼式だったのだ。



祝いに、山南や、藤堂平助も来ていました。





知っての通り、のちの新撰組副長と、組長です。




「おめでとうございます!」



大人になった沖田が、変わらぬニコニコで近藤の肩を叩いた。



可愛らしい奥さんを迎え、近藤は幸せの絶頂だった。




その後、日に日に武士になりたいと願った近藤は、山南の情報で、江戸から京都に身分関係なくいけて、


しかも幕府のために勤められる。




そう聞いて、近藤、土方、沖田、藤堂、山南、そしてそれを聞き付けた永倉、原田は、そろって京都に向かった。





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