時のなかの赤い糸


遙は坂本龍馬だから歴史的には見廻り隊に頃されるけれど



遙はきっと死なないと思う。



遥の勘だが




なんとしてでも倒幕派だから敵だし



最後の声で、あたしの進むべき道がわかったのだから、今更倒幕派にとやかく言うわけでもない。




だけど二度目のタイムスリップの歩む道は一度目と随分違う。




やっぱり永倉さんが新選組にいるだけで歴史が変わってしまったんだろう。



だけど今が一番楽しい。




だから、別れが寂しくなる。




だけど私はもう脱線は出来ない。



二度目のお別れのためのタイムスリップなのだから。




髪の毛が大分乾いて、遥はタオルをたたんで脱衣場から出た。




少し考えに深入りしすぎて気分を落としてしまったけど、今からは永倉と楽しむのだからと興奮ずいた。




遥は歩みを速めて縁側を歩いた。



――――――――――――ドンッ




「きゃあ」

「わっすいません!」




曲がった突然ぶつかったのは時の人、山南だった。




< 288 / 506 >

この作品をシェア

pagetop