時のなかの赤い糸
【新選組-西本願寺へ】


山南の死期、近藤と土方は、誰もいない縁側に座っていた。



「「………………」」




何も話さないで、ずっと月を見ていた。




この日の月を決して忘れまいと。



だけど、だんだん月は歪んで、どちらともなくその夜


新選組局長と鬼の副長は号泣した。






















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