あなたの名前は忘れたけれど。
共通の友達が居る。


1人は結婚していて、奥さんも美人な中々の幸せ者の健一。


もう1人は、僕が…

ずっと、好きな人。


けど、僕の好きな人は、いつも見ていたよね、健一の事を。


社会人になって知り合って、3人で飲みに行ったりしていた事を思い出す。

楽しかったなぁ。


年は違えど、同期で仲の良かった僕たち。


あぁ、いつからこうなってしまったんだろう。


「…聞いてる?」


目の前から少し不機嫌そうな声が聞こえてハッと我に返る。


「あ、ごめん、なんだっけ?」


そう答えると両頬を少し膨らまし、「健一の事だって」と彼女は言った。
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