12月の春、白い桜が降る。
最後の夏
私はずっと、ように片想いしていた。


ようは初めは学校中でも美人で有名な山本さんに惚れていたことも知っていた。

私はそれを知っていたのに、好きになった。

後々思えば馬鹿みたいだな、と自分でも笑えるぐらい、叶いようのない片想いだった。
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