やさしくしないで ~なぜか、私。有能な上司に狙われてます~
彼は微笑むと、「こっちにおいで」と言った。
別の部屋に通じる扉の前に立つと、「中に入って」と背中を押した。
落ち着いた部屋だった。というより、何もない。ベッドがでんと部屋の真ん中に置いてある。しかも特大サイズの真四角のベッドだ。
「何考えてるんですか」私は、振り返って部長を睨みつけた。
「まあ、落ち着けって。ここに来た目的は、これじゃない」彼は、私の頭の上を通り越してベッドの方を見ながら言う。
「立派なベッドね。ここで何人寝るの?」ダブルサイズよりもはるかに大きい。
もしかして、クイーンサイズっていうの?
「言っとくけど、これは俺が買った訳じゃないぞ。兄貴からのプレゼントだからな。俺が選んだわけじゃないぞ」彼は、私の頭のてっぺんに軽くキスすると、私をベッドに座らせた。彼は、部屋の隅にある、サイドボードの方に歩いて行った。そして、何か持って私の隣に座った。写真立てだった。
「ほら、よく見てごらん」彼は、写真を見るように私の顔の近くに差し出した。
「えっと、この人だわ」
「ん、そうだろうね。これは、俺の義理の姉だよ」
「お姉さん?」
「そう、兄の奥さん。兄貴の同級生で、俺は弟みたいなものだった」確かに。写真には彼の兄と言うよく似た男性と、真ん中にこの間彼といた女性が並んでる。
「君が早合点する可能性があるのは、一人しかいないからね」
3人とも学生なのだろうか?今よりもずっと若い。部長は、後ろからその女性に腕を回され、体を引き寄せられている。
「3人とも、仲がいいのね?」部長が遠慮がちに微笑む姿が印象に残った。
「ああ、そうだね」
別の部屋に通じる扉の前に立つと、「中に入って」と背中を押した。
落ち着いた部屋だった。というより、何もない。ベッドがでんと部屋の真ん中に置いてある。しかも特大サイズの真四角のベッドだ。
「何考えてるんですか」私は、振り返って部長を睨みつけた。
「まあ、落ち着けって。ここに来た目的は、これじゃない」彼は、私の頭の上を通り越してベッドの方を見ながら言う。
「立派なベッドね。ここで何人寝るの?」ダブルサイズよりもはるかに大きい。
もしかして、クイーンサイズっていうの?
「言っとくけど、これは俺が買った訳じゃないぞ。兄貴からのプレゼントだからな。俺が選んだわけじゃないぞ」彼は、私の頭のてっぺんに軽くキスすると、私をベッドに座らせた。彼は、部屋の隅にある、サイドボードの方に歩いて行った。そして、何か持って私の隣に座った。写真立てだった。
「ほら、よく見てごらん」彼は、写真を見るように私の顔の近くに差し出した。
「えっと、この人だわ」
「ん、そうだろうね。これは、俺の義理の姉だよ」
「お姉さん?」
「そう、兄の奥さん。兄貴の同級生で、俺は弟みたいなものだった」確かに。写真には彼の兄と言うよく似た男性と、真ん中にこの間彼といた女性が並んでる。
「君が早合点する可能性があるのは、一人しかいないからね」
3人とも学生なのだろうか?今よりもずっと若い。部長は、後ろからその女性に腕を回され、体を引き寄せられている。
「3人とも、仲がいいのね?」部長が遠慮がちに微笑む姿が印象に残った。
「ああ、そうだね」