【完】妖と契約した少女は陰陽師と共に

私は春を信じている。適当な事は言わない。
春に従う。

「奏多、何かいるみたい。春を呼ぶ」

「なに!?」

反応したのは爽君で、奏多はどこになにがいるのか探しているようだった。

「春、お願いね。」

私は痣を触ると、熱を帯びる。
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