今夜、色のない君と。
僕としてはもっとなんかこう……ここで働いてますよ感が欲しかったんだけど。
「なんなら光世くんもここで働いちゃう?」
秋野さんは冗談っぽく笑いながら言った。
「光世は他のバイトしてるんで無理ですよ」
「いや、俺もむしろここで働きたいんだけど」
「はあ?」
「ここは俺の故郷です!って感じするじゃん」
……大丈夫かコイツ。
「それに〜、放課後も毎日緒都といられるなんて幸せすぎるっていうかぁ〜?」
「気持ちわりぃ」
「あー、緒都ノリわりぃぞ!」
「ノリの問題じゃない」
思考回路の問題だ。