STAR
夢だった。
ただの夢
されど夢
私がお正月に見た夢。
瀬戸君が私の運命と繋がる素敵な夢。
お正月なのに場面はクリスマス。
空は星空が輝いていて
大きなクリスマスツリーの下、私は黄色いベンチで瀬戸君と座っていた。
大好きな瀬戸君が隣に座ってる。
ツーショットにドキドキしながら自分の姿を確認すると、私はトナカイのコスプレをしていた。えーっ!なんでこんな時にトナカイなのよ。ガックリ。
瀬戸君はサンタのコスプレだけど、何を着てもカッコ可愛いよ。優しい笑顔は私だけを見つめてくれる。そして二人はお雑煮を食べて楽しく会話をして
そっと
優しいキスをする。
「君は僕の運命の人」
瀬戸君はそう言ってくれた。
「僕は君を探し続ける」って言ってくれた。
もちろん夢の話なんだけど
それから
もう私は瀬戸君命になってしまった。