わたしは君を忘れない
翌朝、携帯を見たらメールが来ていた。
『瀬戸くんかなぁ!?』
開いてみたら案の定瀬戸くんからだった。
内容はたった一言。
「ごめん」
なに、それ。
なんでごめんなの?
他に理由あるの教えてよ!
『なんでよ…瀬戸くん。』

瀬戸くんがいない学校生活が
もうそろそろで2ヶ月が経とうとしている。
わたしは、あの時から心に傷を残したまま
今でも瀬戸くんが大好き。
ねぇ、会いたい。会いたいよ、瀬戸くん

『花瀬』
『先生、どうしたんですか。』
珍しい。先生から声掛けてくるってことは
よっぽど大事な用事なんだろう
『これ』
『なんですか、これ?』
『いいから。読みなさい。』
『は、はい。わかりました。』
なんなんだろう。
誰からの手紙?
家、帰ってからでもいっか。
『よし、授業準備しなきゃ』
わたしは手紙をカバンの中に閉まった。
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