わたしは君を忘れない
そしてその日の夜。
毎回行っている"一人反省会"
きょうの話題はもちろん瀬戸くんのこと…
あの学校1イケメンと噂されてる瀬戸くんと
メアド交換した上にタメで話せるくらい仲良くなれたなんて
なんか不思議に嬉しいって思ってしまったけど。
おかしい!おかしいよ自分
瀬戸くんは誰にでも優しい人だろうから
仲良くなった人とメアド交換しただけなんだよ
うぬぼれちゃダメだよわたし!
ズキズキッ
痛い、、痛いなぁぁ…
一体どうしたと言うんだ。
瀬戸くんと出会ってからなってるこの意味不な痛み。
どっかおかしくなっちゃったのかな?
そう考えていたときに近くに置いていたスマホが
ブブブッと鳴った。
『誰だ…ろ』
え!?
「こんばんはー花瀬。今大丈夫?」
瀬戸くんからメールが来た。
ちょうど今瀬戸くんのこと
考えていたから思わず手が震えた。
な、なんてタイミング…。
とりあえず返信はしなきゃだよね?
「大丈夫だよー」
送信…と。
やー、手が震えちゃったよー
ふー落ち着け、自分!
ブブブッ
わぁぁぁっ!?
もう!タイミング良すぎだってばっ
「良かった。でさ花瀬土曜暇?」
土曜?なんだろ。わたしは別に予定はないけど。
てか毎週土曜日は寝て曜日だしわたしの笑
て、わたしの話は置いといて。返信しなきゃね
「暇だよ、どうしたの?」
ドキドキ
なんか知らないけどドキドキ止まんない
「じゃー土曜俺と映画見に行かない?」
え、、えええ!?
「あ、今え?とか思ってたでしょ。ほら同じ図書委員同士仲を深めたいなーって。ダメ?」
ドキッ
地味に鋭いこの方。。
もう、断れないの知ってるくせに。
ずるいなぁぁぁ
「ダメじゃないよ!」
「ありがと!詳細はまた明日学校で。おやすみ」
「おやすみ!」
こうしてわたしは瀬戸くんと
今週土曜にデートすることに
なったのでした。
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