わたしは君を忘れない
そしてついに土曜日が来た。
き、き、緊張するぅぅぅ
大丈夫かな、この服装。変じゃないかな…?
ううん、きっと大丈夫さ。うん
…あ!瀬戸くんいたっ
『瀬戸く…』
ドキッ
な、なにあれ…私服着てる…。
…って当たり前じゃんか!休日まで制服の人なんて
いるわけないじゃん。わたし、馬鹿だ…
『…花瀬?』
『え?うん』
『っ…』
『どうしたの?』
わたしの服装そんなに変だった?
『いや、なんでもない。…行こっか』
『うんっ』
なんだったんだろう?まぁ、いっか。

『じゃあチケット買ってくるね。ちょっと待ってて』
『うん!』
瀬戸くんがチケット買いに行ってくれたし
ジュース買いに行こうっと。
『いらっしゃいませ。何に致しますか?』
うーん、いろんなメニューあるなぁ…
瀬戸くんどんなのが好みか知らないし。
どうしよう…
『何と何で迷ってらっしゃいますか?』
『えっと…今男の子と来てるんですが好みがわからなくて…』
『ではこのチョコレートドリンクなんてどうでしょう?男女共に人気ですよ』
へー、これにしようかな
『じゃあそれ2つお願いします!』
『はい、ありがとうございます』
ふー、助かったぁ…
『お待たせしました』
『ありがとうございます!』
『またのお越しをお待ちしています』

さぁ、瀬戸くんのとこに戻ろう。
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