停留所で一休み
「あら、ごめんなさいね。誰かさん、学生の時は陰薄かったから。」

嫌味半分で、呟いた。

「何だって?」

本村君が、顔を近づけてくる。

「まあまあ。じゃあ、出海ちゃんとの再会を祝して、乾杯!」

見かねた大和君が、乾杯の音頭をとった。

「乾杯!」

私は久々の、同級生達との再会に、心躍らせた。


「はい、次は刺身の盛り合わせね。」

ギッちゃんは相手が同級生だと、少しサービスしてくれる。

「おっ!さすが扇屋!!」

「だろ?」

ギッちゃんは、大和君の掛け声にも喜んでいる。


「変わったね~、肇。」

弥生は感慨深そうに言った。

「そうそう。ギッちゃん、高校の時は”扇屋”って言われるの嫌そうだったもんね。」
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