停留所で一休み
「ふう~ん。」

誰だろう。

もしかして、私の知らない人?

恋の予感?

そう思いながら私は、弥生の右隣に座った。


「誰が来るか、聞いてないの?出海ちゃん。」

大和君は、弥生の左隣に座った。

「うん。」

私が頷いたその時、店の扉が勢いよく開いた。

「悪い!遅くなった!」

ドアをピシャッと閉めて、カウンターに来たヤツ。

「こっち、こっち!」

大和君に手招きされて、こっちへ向かってくる。

「ごめんな。最後の客に捕まってさ。」

勢いよく私の隣に座ったその人は……


「本村君???」

私は、顔半分を引きつらせた。

「ああ、そうだよ。っていうか、いい加減思い出せよ。同級生だぞ。」
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