停留所で一休み
「ああ、うち子作りとか一切してないから。」

私はそれを聞いて、口に含んだビールを吐きだした。


「ちょっと、出海~!」

弥生が布巾で、私の前を拭いてくれた。

「弥生が変な事言うからでしょう!」

「だって本当のことだも~ん。」

弥生はそう言って、一気にビールを飲み干す。

「出海ちゃん、こんな話で吹くなんて、意外に控えめなんだな。」

大和君が、不思議そうに言う。

「そうかな……」

少し恥ずかしくなった。

30歳にもなって、そんな話できない方が変なのかな。


「いいよいいよ、女っぽくて。弥生とは大違い。」

「何よ~」

そう言って、顔を近づける弥生と大和。

はっきり言って、怪しかった。
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