前略、さよなら
3章


時間っていうのは
不思議なものだ。


不可逆で
決して昔には戻らない。


でもときどき

信じられないようなイタズラをする。



楽しいほど
時間は早く過ぎて


退屈な時間は
時計の針が
止まっているんじゃないか
ってくらい
のんびりと進まない。


そしてその感じ方は
人によってまちまちなのに


経過する時間は
万物に平等だ。


< 52 / 138 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop