僕は彼女の名前をまだ知らない
「なんでずっと鳩に話しかけてたの?
もしかして、ちょっと変な人?」

「違う違う!」
彼女は慌てて首を左右にブンブン振った。



「私はね、鳥が好きなの。」

「へー、なんで?」

「だって、空飛べるのって憧れない?
私はずっと思ってるの。空飛びたいなーって。
まぁ、イルちゃんも空飛んでるけどね。」

そう言った彼女は、またイルちゃんの方を向いてキャーキャー叫び始めた。
< 129 / 216 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop