僕は彼女の名前をまだ知らない
「はぁー!なっにあれ!
すんごい疲れたー!」


「ほんと。あれはひどい。」



彼女が大声で愚痴を言うのも仕方ない。

あの変な自転車の乗り物は、サビサビで、漕いでも漕いでもギーギー言うだけで進まないし。

だから僕たちは、夏の暑い日差しのなか、ビックリするくらいの速さで脚を動かして、汗だくになりながら頑張った。
まぁ、そこまでしてもチョロチョロとしか進まなかったけど……
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