僕は彼女の名前をまだ知らない
まだ彼女の愚痴は止まっていなかった。

どうすればいいのかわからないから、一応言わせっぱなしにしておく。




「空からの景色を楽しんで〜って言われたけど、あんなんじゃ楽しめないよね⁉」


「うん。必死に足元を見て、動け動け〜って。」


「ははっ!」


彼女が笑った。
つられて僕も笑った。
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