僕は彼女の名前をまだ知らない
僕は、まだアイスを食べていなかったことに気づいた。
もう体はだいぶ冷えてきたけど、一度食べようと思ったものを食べないでおくのは難しい。

僕は冷凍庫の中の、大量のアイスバーを確認し聞く。
「アイスバーいる?」
後ろから彼女の喜びが伝わってくるようだった。
「うんっ!」
僕は彼女にアイスバーを手渡した。


「んー ほいひー!!
やっぱちゃんとアイスくれたねー!
ありがとー!」
彼女はものすごく上機嫌だった。
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