しあわせ食堂の異世界ご飯3
話を聞いていたエマもすぐに賛同してくれた。
「リズちゃんの誕生日の翌日になっちゃうけど、パーティーするといいじゃないかい。うちは女の子がいなかったから、なんだか楽しみだねぇ」
「わたしのパーティーしてくれるの?」
「ああ。リズちゃんはその日、うちに来れるかい?」
 エマの言葉を聞いて、リズは指をおって予定を確認していく。
「明日はお稽古があって、それで、えっと……行けます!」
 考えてすぐに、リズが「やったぁ」と声をあげて喜ぶ。
 アリアたちに誕生日を祝ってもらえることが、とても嬉しいのだろう。
「なら、豪華にお祝いしないとね」
「アリアちゃんの初弟子でもあるからね」
「エマさんってば、やめてくださいよ。恥ずかしいなぁ」
 確かにリズに料理を教えるという約束をしたが、師匠なんて大層な存在になれるとは思わない。
 確かに日本料理を扱うので、この世界の人たちから見れば少し特殊に見えるかもしれないけれど……。
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