夜のしめやかな願い

「ねえねえ、オミ」

胡散臭そうに視線が向けられる。

「10キロもやせてた、すごくない?」

宗臣は瞳をきらきらとさせているさゆりの顔をしばし眺める。

「ああ、まあ、そのぐらいだろうな」

その返答にきょとんとすると、宗臣がふっと笑った。

ああ、黒い。

と思っていると、すっとTシャツの下に手が滑り込む。

「ここの肉の厚みがあきらかに薄くなった」

がしりと脇腹の贅肉をつかまれる。

「まあ、まだ・・・厚さ20センチだけど」
「そんなに無い!」

思わず突っ込んで、宗臣の腕を叩いた。

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