スウィート&ビター

*(間)
太陽は、なんといっても笑顔が素敵だった。
その明るい笑顔は月の心の氷もとかしたように、暖かいものなのだろう。
クラスでは人気者ポジションと言ったところなのではないか?
でも何故そんなふたりが私に?と小さな疑問が湧いた。

どうやら太陽は私と仲良くしたいようだった。
目立ってはいけないのは分かるのだが、しょうがないものだ…。
でも彼らはあんなグループとは違った。

少しの時を経て意気投合したのだった。
きっと太陽のおかげなのだろう。
私たちは今日という日を経て仲良くなれた気がした。
そして私達はそのまま3人で席を囲んで昼食をとった。
陽気に話し合っていると、先生が近づいてきた。
太陽は先生が来るなり嬉しそうに笑っていた。
流石は太陽だ。
人との接し方が上手い。
私は感心した。
そしてしばらくして先生は太陽に対して…何かした。
月も私も驚き呆れた。
この先生絶対太陽を狙っている。
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