スウィート&ビター
私は重い身体を起こし、急いで制服を着た。
それから、早々に家を出た。
朝の風はちょっぴり冷たかった...。
だが、春の日差しのおかげで暖かく感じられた。

でも私にはそんなのを気にしている暇などない。
このままでは本当に遅刻してしまう。
私は焦った。
初日に遅刻なんて…。
頭の中には嫌な妄想ばかりだ...。
そんなの嫌だ。
急いで行かなければ叱られるのは当然、退学となったらもっともだ。
私は急いで走った。
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