俺のまさかの溺愛狂想曲
無事式も終わり
結菜と珈琲飲んでマッタリ
していると…


友人達が

《《大夢が大告白して、チン蹴り
されて耐えながら、プロポーズ
してるから見に、いや応援に
いくぞ!! 》》


と、ニヤニヤしながら誘いにきた。

祐輔とかは、ビデオ持って走って行った。
悪友達はヤイノヤイノ冷やかして
いるが様子がおかしい。


大夢がおかしい。

「フ、フランスにいくのか?」

話を所々つなぐと、雪菜は
パティシエの
修行でフランス行きが決まったらしい。
しかも大夢の今日の態度で、
決めかねていたことがぶっ飛んで
決心したと、!!


今更大夢の奴青くなり
引き止めていたようだ。そしたら
股関を、かなりきつめに蹴り
上げられたらしく、
美鶴も負けそうな、ヘコヘコオカマ
歩きだ。しかも生汗かいている。


「ウワッ!! 痛そう。」


結菜と、離れたく無かったが
大夢を引っ張り病院へ連れて行った。
知人や友人の医者も何人も参加していたが酒飲んでいて、話にならない。


雪菜もやりすぎたと心配して結菜と、
待っていた。


あれは大夢が悪い。
自分の彼女ほっぽっ同じ場所に
他の女といたのはチン蹴り入れら
れても足りないくらいだ。


大夢のマンションに二人を送り届け
二次会へと向かった。


サササササと切り上げて早く2人!
になりたかったが、結菜がわざわざ
外国の友人も来てくれてるのに
それは駄目と拒否され、

夜通しカラオケ、バー、
締めはラーメンと日本のやり方で
一晩中楽しく過ごした。
その間ずっと結菜の手を離さなかった。

皆に笑われた。
結菜ちゃん、明日から寝れないな
可哀想に・・・な、夜中
乗ったり下りたり、乗ったり下りたり。
大変だな。


俺はニヤニヤしたが結菜はずっと
下向いていた。

「恥ずかしい?」

光寿郎が甘いマスクで聞いてきた。′

「′恥ずかしいから、少し離れようよ。」
結菜は小さくなって言った。
光寿郎はニヤニヤしながら

「本当のことだしっ。」

とかすれそうな小さな声で答えた。
光寿郎は、とうし上機嫌。

「そんな事を連想させる態度は
 やめようよ。」

そう言うと「結菜可愛い。」

話にならない

自分で言うのも変だけど愛されすぎ!

御曹司の癖に、女いっぱいいたくせに
何なの?

結菜の女友達もたくさんいる。′
恥ずかしい。

吉乃も旦那さんと参加してくれた、
美弥ちゃんは明るいうちに旦那さん
の実家預け。

ハンバーガー店の仲間も来てくれた。
大夢さんと雪菜も仲直りしたようだし
明日からは違った景色がみれるのだろう。

おじい様もおばあ様も一緒に住み
始めるそうだし、海外へ光寿郎が
仕事に行くときは
連れて行ってくれるそうだ。

違う意味だが海外を飛びまわる夢は
叶えられそう。

沢山子供を産んで、賑やかに暮らそう。
パパもママも妹も喜んでくれてるし
おばあ様もおじい様も
歓迎してくれた。

お義母様もお義父様も、いい人っ
ぽいし早く孫を抱かせてあげたい。

あの日椿さんと呼んでいた彼女は私の
義祖母となった。

あの日あの屋上で、飛行機を見ながら
おばあ様は、遠く海外にいる夫を想って
いたのでは無かろうか?

ふとお腹の子供を撫でながら
そう思う。

結菜と光寿郎は、一時も離れないと
誓った。
海外の仕事も入ればお義父様が、
こなしてくれている。

海外と言ったけど今は、
義祖父の家にいる
もう直ぐ雪菜達も海外赴任で近く
に越してくる。
あの日、夏華に雄吾を寝取られなか
ったら、今頃は、叉違った日常が
あったかも知れない。


「結菜~お茶がはいったよー。」
 外のカフェテーブルから
 おばあ様が叫んでる。

     「ハーイ。 」
どおっこいしょ。«ぷぅ~»
やばっ、屁こき会長の跡取りになりそう。
お腹が重くなりつい油断した…。

ハワイの風はカラッとしていて気持ちいい。
しかし日本の四季もなっかしい。
こんな事考えている私は旅行会社に
勤めていた私から見たら、
ぶっ飛ばされるレベルだな


夕方になり夫を出向える、
嬉しそうにハグをして家に入る。

夫は身体をきずかってイロイロ
心配してくれる。お爺さまがいて、
お婆さまがいる。
義父や、義母がいる。そして子供。
私には、勿体ない位の幸せ♡♡

    でも…。

光寿郎は、今幸せ?なのだろうか?

もともと、年上好みの彼は時々
七歳下の嫁に叱られ家に縛られ
お金は自由に使ってるけど
ほとんど結菜と、子供の物を買ってくる。

幸せだからか彼を縛ってるのでは
なかろうか?

我慢に我慢を重ねさせてるのでは
なかろうか? ストレスとか‥
彼の顔を見てジッと考える。

やはりイケメンはイケメン。
女性はほうっておかないだろう。

「なに?浮気でもしたくなった?」
ふざけて聞いてくる…。

 「アハハハハこのデカいお腹で?」

「光寿郎は?どうなの?、
よかったの後悔してない。?
 遊びたいんじゃないの?
お姉さん系と?
 まだ30代だし。」

遂に自分の不安な気持ちを表にだした。


     「う~ん、なんで急に?」
          

「いい男だからさあ~
 楽しみ奪った気がするんだよね。
 悪いかなぁって、」

 「じゃあ、遊ぼっかなぁ!!
  いいのぉ~か?
  実は子供産まれるまえに
  遊びたかったんだぁ~
  最近真面目ってレッテル張ら        れて嫌だったんだ!!」

不満はないらしいが飲みにいって
いいって言ったらこの喜び用は、
やはり我慢してたんだ。(シヨンボリ)
       

「そんなモロに喜ばなくても~`_´
 でもいいよ。
 我慢させるのは辛いから。
 誘われてるのも知ってるから。」

結菜は、仕方なく光寿郎の浮かれた
姿に半分ガックリしながら呟いた。

  「じゃあ、電話してくるよ。
   早速飲みに行ってくるし。」
       

結菜に比べて、かなり我慢してたのか
やたら嬉しそうにはしゃいでいる。

「そう晩御飯は、食べていく。」
  
  「いらないよ。」
        
「エー作ったのに…。」

ネェネェ飲みに行くだけだよね。
後は大丈夫だよね。」


  「ウ・・・え、ウン勿論…
   いやあ結菜有り難う。
   ずっと我慢してたんだよ。
   朝になるかもしれないから
      寝ててね」

「う…ん。だけど早く帰ってよ
 できたら二時間くらいで…。」

「イヤだな!みんないるから
 早く帰らないと嫁からしかられる
 なんて言えないだろ。
 ずっと馬鹿にされてたんだよ~。」

「浮気はしないで、飲むだけにして!」

 「ん~?ハイハイ。浮気はだめな
の か?」

     ぱ•≪ た•≪ ん•≪
冷たくドアが閉まった。
背の高い彼は髪を後ろに流して
スーツ姿のままドアを閉めて出て行った。

「やっぱり辛いな~
 キツいわ。
 あれは浮気してくるなー。
 やっぱり里帰りお産にしょう。
 明日、実家帰ろう。


一度許した後で撤回なんて出来ない。
私にも、嫁としてのプライドがある。

二、三日前だった。

「専務、接待ですが、たまには出席出来
ませんか?」

 「社長自ら出てるんだ、必要ない!」

「でも‥専務に会いたいって
 頼まれたり‥!! その、つきあい
悪いとか取引考えようか?
とかいわれまして‥」

フウウ
「そうか、分かった。」

「あの~専務を、奥様が身重だから
 狙ってる方もおられまして。
 取引も・・・専務次第で拡大してもいい
と・・・」


「ああ!
 何度も誘われてはいるよ。
 俺もたまにはハメをはずしたいんだ。
 でもこう忙しくては、無理だ。
 できない、飲みに行ってたら家
には帰れないだろ!! 」

久し振りにランチを二人で行って
きなさい!と義祖母に言われ
専務室の前で立ち聞きして
しまった。

彼も今日は身重のマタニテイー
ブルーの妻を忘れ、お楽しみな
のかもしれない。

このはちきれんばかりの腹は
大事な我が子の成長のあかし。

元の体系に戻りたいがそれは
産まれてからだ。

光寿郎が他の女性を求めても志方が
ない。
なんせ、狸腹だし、双子入ってるの?
とか真面目にきかれもする。
他の妊婦さんよりデカいかも…。


あー、後悔する。
行かせなくても後悔する。





絶対離れて暮らしたがいいって。
知らないなら腹もたたないし、
彼の女遊びだって知らないですむ。

おばあ様のように、夫は海外
自分は日本に残ろう。

縛るつもりはなくても結果
ストレスになって爆発するかも
知れない。
きっと、お義婆様もそうだったん
じゃなかろうか?

お義爺様を想い日本に残られたのね。

見ないまま済ませば、嫉妬も心配も
不要。
お義爺様は光寿郎に似ているといっも
言われてたじゃない。




日本で暮らそう。」
どおっこいしょ。プー ヤバッ

キャリーバックを取り出して
服を詰めようとクローゼットを開ける。

ヨオイショット!!
       オモ~イ

コンコンコンコン
と音のする方を見ると出てったはずの
光寿郎がドアに寄りかかり
足を組んで眺めていた。

少し怒った声で
「旅行かい?」

「あれっ!!まだ出かけないの?」
  (オナラきかれた?)ヤバッ

「ふふっ、!!
始めから出かけるつもりないから。」

「なん・・・で?遊びたくないの?
浮気できるんだよ。」

「言ったろう。俺達は離れたら
 ダメになるって、だからいっも
一緒だ。」

腕を胸の前でくみながら結菜の大好
きな涼しげなやさしい目でみつめて
くる。

      「うん。」

「もう二度とあんな事言うなよ。」

オデコをペチッとはたかれる。
     
結菜が取り出したキャリーバックを
元の場所にかたずけながら、
ギロとにらんだ。

       「う・・・ん。
ごめん。」
       

光寿郎は、結菜を優しく撫でて

「飲みに行ったら結菜が迎えに
来る事結菜が飲みに行ったら必ず
迎えにいくから。
それならいいか?」


たしなめるように結菜の目をみる。

「なんだ?泣きそうじゃないか?
俺が結菜に惚れてんのしってんだろ!!」

「うん。ごめんなさい。」
        

それからホームパーティが増えた。

結菜が心配しないようにと言ってるが
結菜はまだ20代半ば
実は光寿郎が結菜を見張る為だけだ。
あまり、いや、俺の知らない奴とは
飲みになんか行かせない。

可愛らしいから最近は、
綺麗になってきた。

着痩せする体はムッチリモッチリ
誰が手を出すか分からない。
気が気でない、そばにおいとけば
心配いらないからな…。
        ハハハハハハハハハハ


そんな男の黒い事情も知らない
結菜は、今日も光寿郎を愛しく思い、
お腹の子供を撫でながら待ちわびる。

大好きな夫を…



       
      *おしまい*


 

      


























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