俺のまさかの溺愛狂想曲

女の友情なんて男しだい

🐝


そう言うと色々楽しそうに注文し
出した。
仕方なく、俺も隣の席に座った。
二人は小籠包や中華ちまき
スープに中華麺色々頼み、取り皿を
貰いながら2人で食べていた。



『あんなに誰がたべるんだよ?軽く5人前はあるだろう。』



確かに見合いではなかったようだ。
見合いなら席を儲け、料亭やホテルで
かしこまった感じで進めていた。


しかし、本当の孫は俺なのに、二人は凄く打ち解けて誰が見ても
仲のよい孫娘に見える。

婆さんの、あんなに楽しそうに笑う
のは何年ぶりだろう。
俺も自然と、頬が緩む。


「ねぇ~結菜? カレシは居ない のかい?
 こんなに可愛らしいんだから、一人や二人
 いるだろ!!?」

中国のお茶を戴きながら椿は聞いて
みた。椿の一番知りたい事でもあった。

俺は婆さんの話しを聞かない振りして耳はダンボのように大きく耳の
穴かっぽじいて聞いていた。

「うん。椿さんだから話すけど、
親友と思っていた子にすんなり
寝取られちゃった。」
中華ちまきをパクつきながら、ニコニコしつつ、ちまき の竹の皮を半分むき婆さんに手渡した。

「凄く美味しいですよ。」




🦜ฅ結菜、寝取られ編ฅ🦜



「もしもし~ユーナ元気?」

  「夏華どうしたのぉ」


一年ぶり近くあってない夏華からの電話だった。お互い忙しい時期に
重なり、合わない日が増えて疎遠になりつつあった。
同じ高校大学を卒業し、仲がよかった。

「私さぁ彼と別れたんだぁ」
 「エーエーあに仲良か        
ったじやない。
   ・・・何で?」
そう、夏華は人の物に手を出す厄介な癖がある。

人の男をとる快感!
一度味わったら止められない‼
幸せそうな女を見ると憎たらしくなり不幸のドン底に突き落としたく
なるって昔聞いたことがある。

別れた、理由はなんとなくわかる。
浮気が彼氏にバレたんだろう。
面倒くさくなり両方の男と、別れたんだと思う。
今までと変わりない。


「ん~何となくぅだよ、性格の不一致!! ね、ね、ユーナは?
どうなの?
もう直ぐゴールインなの?
先こされちゃうな一。」


「エヘかも!ソロソロって、思ってる。
指輪も貰ったよ。」


「へー!!ユーナのカレシ
竹畑製薬会社
だよね大手じゃん、一度会わせて よ。
親友として、挨拶ぐらいしとかないとね。!!」


「OK ,OK じゃあ金曜日どう?
 久し振りだからメイも呼ぶ?」
結菜も久しぶりの親友との会話に声も弾む。


「メイは確か、シンガポールに飛ぶっていってたよたしか~。」

「そっか。!! 分かった。
    大変だね。」


まさか親友の彼氏まで誘惑するなんて
万が一にも無い、と思っていた。
高校、大学まで姉妹のようにいっも一緒にいたのに、私の彼に迄、手を伸ばすなんて・・・
そんな事はしないはず。
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