女の子にならせてよ
「同じクラスかもしんないじゃん?あ。何組?」
そうニコニコ聞いてくる山﨑くんにビクッと固まる。
「……てなかった…」
「え?なんて言った?」
首を傾げて聞いてくる山﨑くんに言う。
「自分のクラス確認してなかった…」
そう言った途端、ピシッと固まる2人。
「は?」
バカかこいつ…と思ってるだろう顔で私を見てくる翼さんに縮まる。
「え?……一応聞くけど名前は?」
山﨑くんでも顔が引きつってる…。
それくらい引かれたのか、。
心の中でため息をつく。
「…汐音心愛……です。」
小さな声で言ったのに聞こえたらしい山﨑くん。