女の子にならせてよ


さっきまで騒がしかったのが一気に静かになった。






どうしよう!私のせいで!









隣にいた男子…田中って人が見えないように前に立ってくれてる湊くんに、もういいよ。と言おうとした時、





「へぇー。君、こんな可愛い子を痴漢したんだ。」



凛とした女の子の声が聞こえた。









声がした方を見ると部屋のドアを開けたまま、こっちを見てる美少女がいた。






「はっ!?急になんだよてめー!?イケメンだからって湊の味方してんのか!?」





そう叫んでる田中って人を無視してこっちに向かって歩いてくる美少女。








美少女は私の隣に立ち、



「私はこの子の味方なだけ。湊の顔は見飽きてイケメンだと感じないし、湊の味方なわけないじゃん」






そう言った。

< 39 / 126 >

この作品をシェア

pagetop