女の子にならせてよ
__プルプルプルッ、プルプルプルッ…
「っ!…え、電話……?」
まだ寝ぼけている頭で鳴り続けるスマホを手に取る。
「おはよー!心愛〜!私、美織!!」
え。美織!?
誰からか、慌ててたせいで見てなかったから驚いた。
「え、なんで私の番号知ってるの?」
「二次会の時、聞いたよー?まぁ、酔ってたけどね」
二次会…、。
そうだった私、忘れかけてたけど美織にお酒飲まされてたんだった!
「なんであの時お酒渡したのー…おかげで私、二次会の時なにしたか全然覚えてないんだけど。」
記憶がない時に、なんかやらかしてたりしないよね…?
怖くて聞けないけど。
「あー…そっかぁ。」
電話越しに。含み笑いをしてる様子の美織に不安になってくる。