女の子にならせてよ

「私、酔ってた時…なんか……した?」



覚えてないのが怖い。





「まぁ、ねー」



なんか意味深なんだけど!





「なにしたの!?」



慌ててる私と違い、面白がってる美織。




「それは会って話してもいい?今日空いてない?」





今日…?



「なんにもないけど…」



「じゃあ、駅前の新しくできたカフェに12時ね!」





「わかった。ちゃんと教えてよ?包み隠さずに!」





美織が笑いながら「わかった」と、言ったのを最後に電話を切った。



スマホの時間を見ると、10時半。





私…昨日寝すぎたのに、こんな時間まで寝てたの?




いつもなら休日とはいえど、早めにお母さんが起こしてくるけど…、ね。

< 66 / 126 >

この作品をシェア

pagetop