女の子にならせてよ
「私、酔ってた時…なんか……した?」
覚えてないのが怖い。
「まぁ、ねー」
なんか意味深なんだけど!
「なにしたの!?」
慌ててる私と違い、面白がってる美織。
「それは会って話してもいい?今日空いてない?」
今日…?
「なんにもないけど…」
「じゃあ、駅前の新しくできたカフェに12時ね!」
「わかった。ちゃんと教えてよ?包み隠さずに!」
美織が笑いながら「わかった」と、言ったのを最後に電話を切った。
スマホの時間を見ると、10時半。
私…昨日寝すぎたのに、こんな時間まで寝てたの?
いつもなら休日とはいえど、早めにお母さんが起こしてくるけど…、ね。