先生が私に恋をした
あぁぁー!!

私は飛び起きた
嫌だとか、そんなことじゃないけど、情景反射みたいな

先生は飛び起きた私を見て、声を出して笑った


「大丈夫。奏さんの気持ちがちゃんとするまで待つから」
「先生はどうしてそんなに、その、、、私のことを?」

自惚れてると思われるのも嫌でためらいがちに聞いた

「奏さんに魅力あるからだよ。顔も仕草も声も全部
俺のストライクど真ん中」
「そんなに、ほめられると、、、なんか、申し訳ないです」
「なんで?」
「私なんか、全然普通ですもん」
「本当、分かってないなー」
「え?」
「俺以外にも奏さんを狙ってる人は沢山いるよ」
「だっ、誰ですか、、、そんな信じられないです、、、」

正直、気になっていたことだから、聞けるならと
聞いてみた


「例えばー、、、」
「はい。」
「、、、やっぱ言わない。」
「な、なんでですか?」
「言ったら、奏さんをとられそうだし」

私たちはまだベッドに腰かけたまま、そんな話をしていた





< 105 / 128 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop