クリスマスがやってくる!
店長に抱きしめられている状況に気づいた私は身をよじり抜け出そうとするけれど、あれだけ細身なくせに力強く、なかなか動けない。

「て、店長、離してっ」
「やだ。ゴメン」
「やだ、じゃなくて、店長!か、彼女、いるくせに!」

身をよじりながら、声が震えてくる。泣きたくないのに!

「彼女なんていない!」
「嘘つき!恋人とクリスマス過ごすって言ったじゃない!」
「恋人となんて言ってない!好きな人と、って言ったんだ!」
「何それ?好きな人って彼女のことでしょう?恋人のことでしょう?もう、離してって、ば」
「君のことだ!」

大きな声をだし、また力強く私を抱きしめる店長に息がとまった。

私のこと...?


< 18 / 21 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop