こじれ男に花束を〜俺様女医のスパルタ恋愛塾〜
______________________________


数日後のリハビリルーム。


「はい、膝を真っ直ぐに伸ばして下さーい」

「ふーーっ、ふーーっ」

「太もも裏が椅子から離れるまであげると
お腹にも効きますよー
はい、あと10かーい」


「ふっ!ふうっ!ふっっ」

「頑張って!どすんと下ろしちゃダメです
はいあと3回です」

「ふんぬっ!ふううん!ううううっ」


「はい、オッケーです!頑張りましたね!
さ、このまま平行棒いきます?休憩します?」

「いっ、いきまっす!!!」

「柴田さん、すごく頑張ってますね〜、
運動がお好きなんですか?」
そう言いながらイケメンリハビリ士はペットボトルを持ってきてくれた。

「いや、う、運動は、あんまし‥でも、なるべく早く筋力つけて、退院したいんで‥」

「そうなんですか、仕事に早く復帰したいんですね?お忙しいお仕事ですもんね」

橘君はそう思っているらしいが、
じつは違う。

何も知らない彼は
額の汗をとんとんと、優しく拭いてくれた。

< 10 / 10 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

春雷

総文字数/63,994

恋愛(純愛)110ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
既婚女性×美青年大学教授のお話です。 続編でダメダメ旦那を主役にしてコメディーを書こうかと予定しています。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop