初恋レモン
おじさんは本当は
娘が欲しかったみたいで、
私の事をすごく可愛がってくれていた。
それがちょっとだけ
エスカレートしちゃって、
私の事になると、とても敏感なのです。


「友くん、そんな頑固ばっかり言ってると
菜々に嫌われるわよ!
海人君、菜々の事よろしくね。
この子色んな所抜けてるから
大変だと思うけど。」


百合子おばさん
フォローになってないよ。
だって、ほら…


「き、嫌われ…、
菜々ちゃんは俺の事嫌いなのか…?」


今にも泣き出しそうなおじさん。
抜けてるって言われたことは
気にしないでおく。


「おじさん!嫌いじゃないよ!
大好きだよ!
だから泣かないで?」


私の言葉にパアッと顔を
明るくした。


「そ、そうだよな!
菜々ちゃんは俺の事好きだよな!?」
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