初恋レモン
はい、とっても。
心臓が飛び出るんじゃないかって位。


「俺も、ぶっちゃけ緊張してる。」


…え?


そういって私の手をとり、
海人君の胸に当てた。


そのいきなりの行動にびっくりしたけど、
手から伝わる鼓動は、
私と同じくらい早かった。


顔を上げれば
遠くから差し込む光で
海人君の優しい笑顔が見えた。


「余裕そうに見えた?」


ゆっくりと頷けば
ハハっと笑い声が聞こえた。


「全然、そんなことない。
やっと菜々と付き合えて、
2人きりになって余裕なんてないよ。
今日だって、その恰好可愛いし。
襲いたくなるくらいね?」


最後の一言は耳元で囁かれて
一気に全身が熱くなった。


お、お、襲うって…
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