初恋レモン
さくらちゃんと私は
目を見合わせて驚いた。
みんな頭にハテナマークを
浮かべる中、桃香だけは
違う反応をしていた。


「も、桃香…?」


顔を真っ赤に染め上げ、
唇をキュッと結んでいた。


「あ…の、私も…かも…。」


………


「「「嘘でしょ!?!?」」」


餌を見つけた子犬のように
桃香の元へ飛んで行った大河君。


「俺と!付き合って下さい!」


90度にお辞儀する大河君の
伸ばした手を桃香は掴んだ。


「お、お願いします…。」


……なんという展開。
この状況を何とか整理しようと
必死だったけど、
嬉しそうな2人を見ていたら
なんかどうでもよくなって、
素直によかったと思えた。
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