初恋レモン
海人Side


パタンというドアの閉まる音がし、
1人、菜々の部屋に残された俺。


冷静を装ったものの…


「やっべーよな…。」


思わずため息が漏れた。


この部屋を見た瞬間確信した。


今日から俺たちは同じベットで
寝るのだと…。


さっき覗いた他の部屋には
きちんと布団が2組ずつ敷かれてた。
なのに菜々の部屋にはない。
菜々が使ってたであろうベットは
ダブルと、1人では広すぎるもの。
それと極めつけはあの言葉…。


「ファイト♪」


菜々のおばさんに部屋へ来る前に
耳打ちされた。


同じ部屋で”理性を保て”の意味での
ファイトだと思ったけど、違った。
こんなシろと言わんばかりの状況。
そういう事かよ…。
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