初恋レモン
「う、嬉しい!
東京に来て友達が2人も出来て!」


感動する私に
光輝君と大河君はきょとんとしていた。


「え、海人とは友達じゃないの?」


大河君のその一言に頭をフル回転させた。


海人君と私は友達…なのかな?
でも、そんな話はしてないし、
挨拶返してくれただけで
友達って勘違いしてたら
うざいって思われるかなとか
色々考えてフリーズしてしまった。


すると


「…俺とは友達になってくれないの?」


隣に座っていた海人君から
そんな言葉が聞こえた。


その表情はなんか切なそうというか、
いじけた子供みたいな感じで、
可愛いと思ってしまった。


「え…、いいの?」


その可愛さに見惚れつつも
友達になってくれるのか聞いてみた。
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