恋を失い愛を知りました。




ガチャっ






ん、帰ってきた?




私は玄関に降りた


いままでならしないのに。
気づいたら体が動いてた




「ただいま」




「おかえりなさい。」




言い慣れない挨拶をしてコートを受け取ろうとした


って酒くさ。


その瞬間一気に憎悪の念に変わった




「悠未?…待っててくれたんだ」




そんな気も知らないで
私に微笑みかけるヒロトさん。


確かにさっきまではあなたの帰りを
今か今かと待っていた。


だけど今はただただ聞きたいの。




本当にそれはお仕事だったんだよね

あの女の人と会ってたわけじゃないんだよね。



そう。聞きたくて…。



でも違った干渉しないんだ…




「待ってたわけじゃない。眠れなかっただけ」




私はその場を立ち去ろうと階段に向かった





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