恋を失い愛を知りました。




「まてよ…」





急に掴まれた腕。






「なに。」






……ギュッ………





そんな私をあやすかのように
後ろから抱きしめられた。





鳴り止まない胸の鼓動。





部屋が暗いおかげで顔が赤くなってるのはバレないだろう。





でも、どういうつもりなの。こんなことして…。




「なぁ、悠未?。」




囁かれる言葉は甘く
耳元にかかる吐息がくすぐったい




「な、なに?」




私はもう隠すことなどできないほどに
動揺していた。





「お前と一つになりたい」




その瞬間お姫様抱っこをされ
部屋に運ばれベットに降ろされた。




< 54 / 115 >

この作品をシェア

pagetop